大いなる自己とは
 私たちのこころの中核に存在し、人と大宇宙を繋ぐ掛け橋となって、誕生のはるか以前から人間の本体である各自の魂を、正道へ導く働きを一心に行っています。
 その人の過去・現在・未来の一切を知り、不変不滅の意識にも相当する存在です。
 真我・高我・ハイアーセルフなどとも呼ばれ、各自の悩み、苦しみ、喜び、楽しみ、すべてを知り尽くしたうえで、今日・明日のみの幸せのためだけではなく、ずっと先を見越し、この世を越えて未来永劫のための導きをしてくれています。
 自らを省みながら、正しい方法で交流し対話することで、大いなる自己の普遍的エネルギーによって、その人を心髄から救い癒していきます。
 遙か昔から人類が探し求めている究極の存在が「大いなる自己」です。


大いなる自己との対話が可能になれば
 大いなる自己との対話が可能になれば、その秘宝と自らを一体にしていくことで、迷いや悩みを持つ自分の心の原因が見えてきます。
 「自分は何なのか」「自分は何のために、今ここに存在しているのか」「この先どう生きていけばよいか」などの疑問に真実の回答を与えてくれるのは、あなたの大いなる自己しかいません。
 分裂・区別・対立・差別・境界に左右されている現代社会の滞りから、いろいろな問題が浮上してきている今こそ、ひとりひとりに大いなる自己の智慧が必要なときです。
 大いなる自己と正しい方法でつながることで対話は可能となり、境界のない自他一如の精神で生きがいのある人生を歩んで行くようになります。


大いなる自己はどこにいるのか?

 大いなる自己は、私たち人間のどこに存在しているのでしょうか?
 それではまず、人間の構造から説明していきましょう。
人間の構造図
この円全体を人間とします。
 私たち人間は図のように、一番外側に肉体(有形)があり、その内側(奥)に無形ですが精神(こころ)―心・魂・霊[大いなる自己]―があります。
 このように人間の構造は4層になっています。
 普段私たちが「自分」と自覚しているのは、肉体の部分です。しかしその奥には、無意識を司るを有し、最奥には精神(こころ)全体を最もよい方向に導くために霊[大いなる自己]が存在しています。霊[大いなる自己]は、大宇宙と私たちをつなぐ叡智の宝庫です。 精神性・霊性を高めるには、この存在と一体になることが必要です。


肉体・心・魂・霊[大いなる自己]

 肉体・心・魂は霊[大いなる自己]の庇護のもとで、それぞれの役割を持って働き、互いに影響を与え合っています。
 そして心と霊[大いなる自己]の中間にいる魂は、肉体と心から送られてくる欲求(我心)と霊[大いなる自己]から送られてくる大宇宙との真理とのはざまで、常に葛藤をしています。
 この魂の存在こそが、私たちの本体です。私たちの心が魂に葛藤を続けさせているのです。
 本来魂[私]は、霊[大いなる自己]の導きに従おうと努めているのに、それをさせまいとする我心が強く働くため魂[私]は本来の役目通りに働けません。私たちの精神(こころ)の中で分裂が生じている限り、迷いや悩みから解放されません。ゆえに心身にも不調和が起こります。
 私たちは自分の心の状態を常に自覚して生きていません。我欲によって汚してしまっている現在の心を認識し改めない限り、問題はいつまでたっても私たちと共に存在し続けます。
 しかし迷いや悩みは、私たちに何かを気づかせてくれるためにあります。これらの問題から何かに気づき、何を学びとっていけばよいかを教えてくれるのが、霊[大いなる自己]です。
 霊[大いなる自己]の導きに従うことが、精神(こころ)にとっては常に平安でいられる最良の状態なのです。